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Wonderful Life

愛すべき地球の生き物(Life)を紹介・解説

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トカゲ

分類

脊索動物門 > 爬虫綱 > 有鱗目 > トカゲ亜目

名称

 和名のトカゲの由来について、『傍廂』は草の蔭や岩の間にいることにちなんで「処蔭」という意味だとしている。また、『和訓栞』は「疾駆」だとして、トカゲは有毒だから見つけたらすぐ逃げなければならない、疾く駆けなければいけないことからの命名だとする。

 漢字では「蜥蜴」や「石竜子」と表記される。

 ちなみに、恐竜の名前によく用いられる「サウルス」は、トカゲを意味するギリシア語のラテン語形である。ティラノサウルスは「暴君トカゲ」、ステゴサウルスは「屋根トカゲ」という意味になる。
 ただし、恐竜はトカゲとは別のグループに分類されている。

特徴

 南極を除く世界各地に分布する爬虫類。
 種の数は約4,500。多くの種は全長20~30cmほどで、発達した四肢と長い尾がある。地上や樹上などで暮らし、たいていは卵で繁殖する。

 捕食者に襲われた際には、自ら尾を切り離して(自切)逃げ、後に再生されるという特性を持つ種もいる。

コモドオオトカゲ

: インドネシアのコモド島、リンカ島、パダル島、フロレス島西部

: 肉食

: 2~3m

: 70kg

寿: 30年以上(野生)

 オオトカゲ科のトカゲ。コモドドラゴンともいう。
 世界最大種のトカゲとされる。

 若い個体はヘビ、トカゲ、ネズミなどを食べるが、成体になるとブタ、シカ、水牛まで襲う。また、嗅覚が優れていて、最大5㎞先の腐肉のにおいも感知するらしい。

 現地の人々からは兄弟という意味で「オラ」と呼ばれているという。

ニホントカゲ

: 日本の北海道、本州、四国、九州、大隅諸島など

: 肉食

: 20~25cm

 トカゲ科のトカゲ。金トカゲともいう。
 昆虫、クモ、ミミズなどを食べる。草地、山道、庭先などで暮らし、日向と日陰を移動して体温を調節する。

 敵に襲われた際には尾を自切して逃げることがある。
 子供のうちは尾が青い。

マツカサトカゲ

: オーストラリア

: 雑食

: 25~30cm

寿: 30年(野生)

 トカゲ科のトカゲ。
 昆虫、ミミズ、カタツムリ、果実、花などを食べる。

 尾は太く短く、モミの松笠に似ている。
 胎生であり、1~3匹の大きめの幼体を産む。

メキシコドクトカゲ

: メキシコ西部

: 肉食

: 80cm

 ドクトカゲ科のトカゲ。
 近縁種にはアメリカドクトカゲがいる。

 鳥の卵や雛、小型の哺乳類などを食べる。
 その名の通り毒を持っており、下顎の鋭い歯で獲物に噛みついて毒を注ぎ込む。

ワニトカゲ

: アジア南東部

: 肉食

: 30~40cm

 ワニトカゲ科のトカゲ。チュウゴクワニトカゲとも呼ばれる。
 半水生。背中や尾にはワニに似た骨質の鱗がある。

 一歩踏み出しかけた体勢のまま数時間、固まっていることができる。これは相手に見つかるのを避けるための行動だという。
 また、寒さの厳しい夜にも、数時間に渡って体のシステムを止めてエネルギーを保つという。

 胎生であり、幼体を2~10匹産む。

文化

神話・宗教・伝承

テムネ族の昔話

 ニジェール川上流で暮らすテムネ族の昔話。

 かつてトカゲは、人間と仲のよいイヌを羨ましく思っていた。ある時、トカゲはイヌに頼み、背中に乗せてもらって町まで来たことがあった。
 しかしイヌは人家に入ると、食べ物をひっくり返す、スープを勝手に飲むといった悪行をする。その度に人間から棒や鞭で叩かれるのだが、そこで痛い思いをするのはイヌの背にいるトカゲである。
 イヌはお詫びにと己の食事をトカゲに与えようとしたが、それは硬い骨だったので、トカゲは食べることができない。
 ついにトカゲは耐えられなくなり、藪の中に逃げ込んでしまった。いつもトカゲが藪にいるのはこのためだという。

 しかし、トカゲの苦難は終わらない。
 それからもイヌは時折、藪にいるトカゲを無理に町へ連れ出した。そしてトカゲは、またも人間に酷い目に遭わされてしまうのであった。

文学

『黒蜥蜴』

 1934年に発表された江戸川乱歩の長編小説。
 名探偵・明智小五郎と、左腕に黒いトカゲの刺青がある盗賊の女(通称・黒蜥蜴)の対決を描く。

 1959年には三島由紀夫によって戯曲化されている。

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関連項目

アガマ - トカゲ亜目アガマ科に分類されるトカゲの総称。
イグアナ - トカゲ亜目イグアナ科に分類されるトカゲの総称。
カナヘビ - トカゲ亜目カナヘビ科に分類されるトカゲの総称。
カメレオン - トカゲ亜目カメレオン科に分類されるトカゲの総称。


主な参考資料

[文献]
『世界大博物図鑑』3 両生・爬虫類: 146-159ページ 荒俣宏 平凡社 1990
『いきもの探検大図鑑』: 58、190-191ページ 小学館 1997
『世界動物大図鑑』: 400、416、419-422ページ デイヴィッド・バーニー 総編集、日髙敏隆 日本語版総監修 ネコ・パブリッシング 2004

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コアラ

分類

脊索動物門 > 哺乳綱 > 双前歯目 > コアラ科 > コアラ属 > コアラ

名称

 英名のコアラはオーストラリアの原住民による呼称に由来し、「水を飲まない動物」を意味するとされる。

 学名は Phascolarctos cinereus (ファスコラルクトス シネレウス)。

特徴

: オーストラリア東部

: 草食

: 65~82cm

尾の長さ: 1~2cm

: 4~15kg

寿: 約20年(野生)

 全身が羊毛状の毛で覆われている。
 木登りが上手く、一生の大部分をユーカリの木の上でおくる。

 夜行性であり、夜のうちの約4時間を食事に費やして、500gの葉を食べる。ユーカリの葉や芽だけを食べるが、ユーカリなら何でも食べるというわけではない。約600種のユーカリ類のうち、コアラが口にするのは35種程度だという。
 昼は木の股などで休んでいる。

 妊娠期間は約35日で、普通は1度に1頭の子が生まれる。子供は体長約2cmという未熟な状態で生まれ、母親の育児嚢の中で数ヶ月間育てられた後、それから約半年は母親に背負われて過ごす。

文化

お菓子

コアラのマーチ

 ロッテが販売するチョコレート菓子。
 チョコレート入りのビスケットにコアラの絵が描かれている。「コアラのマーチくん」という男の子のキャラクターと、「コアラのワルツちゃん」という女の子のキャラクターがいる。

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主な参考資料

[文献]
『世界大博物図鑑』5 哺乳類: 247ページ 荒俣宏 平凡社 1988
『いきもの探検大図鑑』: 118ページ 小学館 1997
『世界動物大図鑑』: 95ページ デイヴィッド・バーニー 総編集、日髙敏隆 日本語版総監修 ネコ・パブリッシング 2004

[ソフトウェア]
『Microsoft エンカルタ 総合大百科 2009』 Microsoft 2008

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カンガルー

分類

脊索動物門 > 哺乳綱 > 双前歯目 > カンガルー科

名称

 英名や和名のカンガルーはオーストラリア原住民による呼称にちなんでおり、「跳躍者」を意味する。

 ジェームズ・クックが第一次世界周航の際にカンガルーを発見し、その名を記録した。

 カンガルーという名称については、現地の言葉で「分からない」を意味するゲグルゲルが語源だという説もあった。クックがカンガルーを発見したとき、近くにいた原住民がその動物の名前を「分からない」と言ったので、そういう名前の動物だと勘違いしてしまったというのだ。
 しかし、かつてボタニー湾の辺りでこの動物がカンガルーと呼ばれていたことが分かり、現在では「分からない」を語源とする説は俗説とされている。

特徴

 オーストラリア、タスマニア島、ニューギニア島などに分布する哺乳類。
 多くは草食性である。

 体の大きさは種によって多様で、頭胴長は大きなもので1.6m、小さなもので25cm。体重も0.5~80kgと幅広い。
 大型の種がカンガルーと呼ばれるのに対し、小型のものはワラビーと呼ばれる。また、カンガルー属のうち、カンガルーより小さくワラビーよりも大きなものは、両者の名前を混ぜたのか、ワラルーと呼ばれている。

 メスの下腹部には育児嚢という袋がある。
 子供は大きさ1~2cm、体重1g前後という未成熟な状態で生まれて、自力でこの育児嚢に入る。その後は育児嚢の中で成長し、約半年から1年ほどで独立する。

アカカンガルー

: オーストラリア

: 草食

頭胴: 1.6m

尾の長さ: 90~110cm

: 90kg

寿: 約23年(野生)

 カンガルーの仲間で最大とされる種。10~12頭の群れを成す。
 多くのカンガルーは海岸近くの森林に生息するが、アカカンガルーは内陸部の半乾燥地帯で生活している。

 数の増減が激しいようで、雨が多い時期には1200万匹に増えるが、旱魃になると500万匹まで減るという。

 毛が青っぽく見えることから、ブルー・フライヤーとも呼ばれる。

オオカンガルー

: オーストラリア大陸 / タスマニア島

: 草食

頭胴: 1.1~1.5m

尾の長さ: 55~140cm

: 15~66kg

寿: 8~10年(野生)

 ハイイロカンガルーともいう。
 夜間に活動する。

クロカンガルー

: オーストラリア南部

: 草食

頭胴: 0.8~1.4m

尾の長さ: 0.8~1m

: 28~55kg

寿: 約10年(野生)

文化

神話・宗教・伝承

オーストラリアの伝承

 オーストラリア原住民の言い伝えによると、湯船にカンガルーの血を満たして浸かると幸運になるという。

ニューギニアの伝承

 ニューギニアのマシングル族は、カンガルーを自分たちの祖先の生みの親であるとして崇めている。
 昔、オグレという女がいた。彼女がカンガルーを焼くと、カンガルーは大声をあげて死んだ。このカンガルーの死体から湧きだしたウジが、マシングル族の祖先になったのだという。


主な参考資料

[文献]
『世界大博物図鑑』5 哺乳類: 246ページ 荒俣宏 平凡社 1988
『いきもの探検大図鑑』: 90-91ページ 小学館 1997
『世界動物大図鑑』: 98-99、101ページ デイヴィッド・バーニー 総編集、日髙敏隆 日本語版総監修 ネコ・パブリッシング 2004

[ソフトウェア]
『Microsoft エンカルタ 総合大百科 2009』 Microsoft 2008

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