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Wonderful Life

愛すべき地球の生き物(Life)を紹介・解説

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カバ

分類

脊索動物門 > 哺乳綱 > 偶蹄目 > カバ科

名称

 和名のカバ(河馬)は「河に棲むウマ」という意味。

 英名の hippopotamus はギリシア語由来で、やはりウマ(hippos)と川(potamos)を意味している。その姿や鳴き声がウマに似ていると考えられていたことにちなんでいるようだ。

 学名は次の通り。

●カバ…………… Hippopotamus amphibius (ヒッポポタムス アンフィビウス)
●コビトカバ…… Hexaprotodon liberiensis (ヘクサプロトドン リベリエンシス)

特徴

カバ

: アフリカ

: 草食

: 2.7m

尾の長さ: 56cm

: 1.4~5t

寿: 約40年(野生)

 アフリカに分布する哺乳類。
 体長は2.7m。尾の長さは56cm。体重は1.4~5t。

 水中で泳いだり歩いたりする。水に体を沈めた際も、耳や眼や鼻孔だけを水面から出せる。また、水中で鼻孔を閉じることも可能。
 また、陸上を歩いたり走り回ったりすることもでき、夜になると内陸に移動して草を約40kg食べる。主食は草だが、小動物や腐肉を食べることもある。

 皮膚には皮脂腺はないが粘液腺があり、ピンク色の粘液が分泌される。これにより、皮膚が空気に晒されたときも湿気を保ち、また日焼けや感染を防いでいる。

コビトカバ

: 西アフリカ

: 草食

: 1.4~1.6m

尾の長さ: 15cm

: 245~275kg

寿: 約20~40年

 小柄なカバの仲間。リベリアカバともいう。

 水辺にいるが、カバと違ってあまり水中には入らない。また、カバのように群れをつくることもなく、単独行動をすることが多い。
 低木やシダなどの植物を食べる。

 ジャイアントパンダ、オカピとともに「世界三大珍獣」に数えられている。


主な参考資料

[文献]
『世界大博物図鑑』5 哺乳類: 290-291ページ 荒俣宏 平凡社 1988
『いきもの探検大図鑑』: 72ページ 小学館 1997
『世界動物大図鑑』: 234-235ページ デイヴィッド・バーニー 総編集、日髙敏隆 日本語版総監修 ネコ・パブリッシング 2004

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